最近周りで病気の話が盛り上がってたので便乗しとく。
去年の振り返りでも書いたけど、大腸がん(ステージ0)になった。
急展開すぎたので色々あやふやかもだけど、もし同じようなことで気になってる人がいたら参考にしてほしい。
ただ医者が激レアだって言ってテンション爆上げしてたのであんまり参考にはならないかもしれない。
まずそもそもステージ0って何なん?って話。
※一応医者から言われた話やググった情報を元に書いてるけど所詮は素人の知識なので正確な情報が欲しいときは主治医に相談するなどしてください。
これは多分正確な医学用語ではないっぽいけどそういう表現もされるものらしく、要するに超早期に発見されたがんを指す。
小難しい表現をすると上皮内新生物とか言われるもので、平たく言うと腫瘍の表面の一部ががん化した状態らしい。
リンパ管まで浸潤していないので転移の可能性がなくて、切除してしまえばそれで一応は完治らしい。
以上、説明終わり
ここからは予兆、というか今から考えるとそういうことだったのかって言うことを書く。
まず便潜血について自覚はあったのかという話だけど、発覚の1年くらい前からそう言えばということはあった。
昔からお腹よわよわだったので下痢をよくするんだけど、何ヶ月かに1回くらいの割合でとてつもない下痢をしたときにトイレットペーパーがいつもより赤いことがあった。
その時は拭きすぎて血が出たのかなーくらいであんまり気にしてなかった。
ただうまく表現できないけど今考えると全体が赤かった。
頻度もそんなだったこともあり忘れたまま去年の健康診断を受けてそのときに便潜血が陽性で再検査になった。
この時点でもまぁ最悪痔かなー嫌だなーくらいしか考えてなかった。
そんな程度だったのでちょうど引っ越ししようと考えていたタイミングだったし引っ越してからでいいやと思って一旦スルーした。
それから3ヶ月後、引っ越しも終わって一段落したタイミングで久々にまた赤いヤツが出て再検査のことを思い出した。
余談だが、再検査と言われてもどこの病院に行けばいいかわからず「最寄り駅 大腸検査」でググって出てきた病院に行ったんだけど「うちでは検査できないんで紹介状書きますね」と言われてチクショーってなった。
この大腸検査、めちゃくちゃしんどいとは聞いてたけど本当にしんどかった。
ぼくの場合、午後に検査だったんだけど前日夜に遅効性の下剤を1錠飲むところから始まった。
全然詳細教えてもらえずに飲んどいてって言われたものだったので遅効性とか知らず、全然効かへんぞって思って調べたら飲んで10時間くらいで効くものらしかった。
21時に飲んでって言われて飲んだのでじゃあ7時位か〜と思って寝たら翌日朝5時位に腹痛で目覚めてもうそこからは眠れなかった。これが第1の地獄。
次に8時位から2時間くらいかけて2リットルの下剤を飲むんだけどこれもマジできつかった。
とにかく不味いし10分おきくらいにコップ一杯くらいのペースで飲み続けるのが本当に苦しい。これが第2の地獄。
この地獄を乗り越えて予約の時間にフラフラになりながら病院に行ったときは不安よりもようやく終わるって気持ちのほうが大きかった。甘かった。
まずカメラを入れる前に潤滑剤みたいなのを塗られるんだけど、何の予備動作もなく指を穴に突っ込まれたときは流石にぬふうってなったし、痔持ちだったらショック死してた可能性まであった。これが第3地獄。
その後カメラを突っ込まれるんだけど腸に空気を入れながら入れるので超絶苦しい。
人によっては麻酔しないと耐えられないレベルらしい。
僕は一旦麻酔なしで苦痛に耐えられなくなったら麻酔お願いしますと言って耐えたけど腹が爆発するかと思った。第4の地獄。
このとき、大腸にポリープが1個見つかったので切除してもらった。
未だによくわからないのが先生に「切りますか?」って聞かれたので「じゃあお願いします」って答えたんだけど「大丈夫です」って言う人いるのかな…?
とりあえずその日はそれでおしまいで、当面気をつけることについて説明を受けて帰宅。
出張や旅行はNG、なるべく長時間座るのも避ける、刺激物を摂らない、などなど。
その後1週間くらいで切除したポリープの検査結果が出るというので話を聞きに行ったらがんでしたーというオチ。
正直、急展開過ぎたし気をつけることとか全然思いつかない。
強いて言うなら健康診断は毎年ちゃんと受けよう。そして再検査に引っかかったらそれもちゃんと受けよう。
本来は「便潜血で要再検査と言われたエンジニアを支える技術」ってタイトルにしたかったけど何の技術もなかったのでやめた。
それくらいがんは突然やってくるぞ。